CEX(中央集権型取引所)の特徴やDEXとの違い

DEXとは

CEXはcentralized exchange(セントラライズド・エクスチェンジ)の略で、日本でいうコインチェックなど、企業が運営する仮想通貨取引所を指します。しかし、CEXとDEX(分散型取引所)の違いを知っている方は少ないのではないでしょうか。

そこで本記事では、CEXの特徴やDEXとの違いをわかりやすく解説しています。おすすめの仮想通貨取引所も紹介しているので、これから仮想通貨を始めようという人はぜひ参考にしてください。

関連記事
仮想通貨取引所ランキング ビットコインの買い方
イーサリアムの買い方 リップルの買い方

編集部おすすめ国内取引所3選
SBI VCトレードSBI VCトレード
公式サイト
  • 【スプレッドが業界最狭水準】
    ・口座開設や入金など各種手数料0円
    ・SBIグループで安心のセキュリティ
    ・SBI Web3ウォレットでNFT取引
ビットバンクbitbank
公式サイト
  • 【暗号資産の国内取引量No.1】
    ・セキュリティの高さに定評がある
    ・アプリのデザインがよく使いやすい
    ・口座開設後に1万円以上入金で
     現金1,000円獲得
コインチェックCoincheck
公式サイト
  • 【アプリのダウンロード数No.1】(※)
    ・アプリが初心者に使いやすい
    ・500円からビットコインを購入可能

    ・紹介CPで1,000円獲得

※対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月〜2023年12月 データ協力:App Tweak

CEXとは?

CEXとは

企業が仲介する仮想通貨取引所

CEX(中央集権取引所)は、仮想通貨の取引に仲介者(第三者)が存在する仮想通貨取引所を指します。CEXは証券取引所と同様のオーダーブック機能などを提供し、買い手と売り手をマッチングさせています。

仮想通貨業界ではCEXの他に、DEXという仲介者のいない取引所も存在し、仮想通貨の取引に使われています。

CEXとDEXが区別される理由

CEXとDEXが区別される理由は、仮想通貨業界では中央集権型なサービスか、非中央集権サービスなのかを重要視する人が多くいるためです。ブロックチェーンの始まりが、国家など中央集権型な第三者に干渉されない通貨を作ることを目的としていたためです。

ブロックチェーンは分散型台帳技術と呼ばれ、管理者が存在しません。ビットコインを始めとする、ブロックチェーン技術を使って開発された仮想通貨は「造幣局など第三者の信頼を必要としない、誰もが匿名で持てる自由な電子キャッシュシステム」として誕生しました。

CEXとDEX7つの違い

CEX DEX
取引手数料 運営者が決定 市場価格で変動
※プラットフォーム
で異なる
口座管理 取引所 ユーザー
安全性 運営者に依存 プログラムに依存
運営 企業 不在
アカウント 本人確認:必要
※海外の一部は不要
本人確認:不要
法定通貨取引
※海外の一部は不可
不可

①手数料の違い

CEX型の仮想通貨取引所では、取引手数料が事前に設定されています。例えば、取引高の0.1%などと決められており、一度の取引高が多いほど多額の手数料が引かれます。

一方DEXは、取引手数料は市場により変動します。例えば、イーサリアム上で動いているユニスワップ(DEX)の場合は、イーサリアムのガス代によって手数料は変動します。ガス代はプロトコルで管理されており、イーサリアム全体のトランザクション量でガス代が変動します。

②リスクの違い

CEXはパスワード紛失が資産の損失には直結しません。CEXの場合は、ID・パスワードを忘れてしまった場合でも、運営者に問い合わせて本人確認を行えば口座にログインできます。ただし、取引所の破綻などで資産を失うリスクがあります。

一方DEXは、ウォレットの秘密鍵をユーザーが管理する必要があるので、秘密鍵を失うと資産を運用できなくなります。ただし、DEXは、運営者が存在しないので取引所の破綻リスクは極めて低いです。

【ウォレットとは】
・仮想通貨を保管する財布
・仮想通貨による売買などの取引の際に必要

③法規制の違い

日本ではCEXを運営するのに金融庁・財務局の許可が必要なので、資金決済法、金融商品取引法のルール内で取引されており、不正な取引は規制されています。

一方DEXは、ブロックチェーン上のプログラムの一つであり、国にも属しておらず、法律の規制対象になる運営者が存在しません。規制をかけることが困難であるため、プログラム不具合などに対応する補償もないというリスクがあります。

【スマートコントラクトとは】
・ブロックチェーン上の契約を自動的に実行する仕組み
・事前に決められたルールをもとに処理を行う

④サポート体制の違い

CEXは企業によって、セキュリティが担保されています。不正に資産が流失した場合は企業の判断となり、過去の実例では、コインチェックから500億円分のXEMが流出した時にはコインチェックが補償を行いました。

一方DEXは、運営者が存在しないためカスタマーサポートなどもありません。秘密鍵の紛失などによって資産が凍結したり、流出しても自己責任です。

⑤運営方法の違い

CEXの場合、運営は企業が行います。例えば、取り扱う仮想通貨の銘柄や、手数料など運営者の決定次第です。一方DEXは、コミュニティ投票によって運営方針を決定します。

例えばDEXの場合、開発者が修正案を提案したとき、DEXに取り入れるかはガバナンストークンによって投票が行われます。さらにこの投票は、全てスマートコントラクトによって行われるので透明性があります。

【ガバナンストークンとは】
・プロジェクトの方針決定に関わる投票権をもつトークン
・保有量に応じて影響力が変わることがある

⑥流動性の担保の違い

CEXは、取引所が流動性供給用の在庫を持ちます。注文の成立頻度が低くなった場合、ボットを使用して流動性を確保できます。

一方DEXは、流動性プールに仮想通貨を入れたユーザーへ報酬を付与することで、流動性を確保しています。しかし、ウォレット管理のハードルの高さからDEXを使用するユーザーは少なく、CEXと比較すると流動性が少ない取引所が多いのも事実です。

【流動性プールとは】
・DEXに預けられた暗号資産トークンの集まり
・取引や貸付などの促進のために使用される

⑦メリットの違い

CEXは運営者がいるので、ユーザーの手間が少なくブロックチェーンの知識がなくても仮想通貨の取引や資産の管理ができるのが大きなメリットです。

一方DEXは、取引銘柄の種類の豊富さが最大のメリットです。DEXへの上場には審査がないため、多くの仮想通貨が上場しています。まだCEXには上場していない、最新の仮想通貨を購入もできるので一攫千金を狙いたい人はチャレンジしてみてください。

CEXとDEXの未来と将来性

DEXの市場規模は年々拡大

DEXの市場規模は年々拡大しています。ブロックチェーン分析企業チェイナリシスは、2021年4月から2022年4月にかけてDEXでのオンチェーン取引量が、CEXのオンチェーン入出金量を初めて上回ったとのレポートを出しています。

DEXへ完全移行の可能性は低い

DEXの市場規模は年々拡大していますが、すべての取引がDEXに取って代わる可能性は低いという予想が多いです。DEXにはある程度の知識が必要とされることと、資産管理や取引の楽さからCEXが主流のままという声もあり、並行して使われることになる可能性が高いです。

CEXの仮想通貨取引所ランキング一覧

国内の仮想通貨取引所

取引所 特徴
SBI VCトレード
SBI
VCトレード
  • ・各種手数料が無料
  • ・スプレッドが業界最狭水準
ビットバンク
bitbank
  • ・仮想通貨の国内取引量No.1
  • ・セキュリティの高さに定評がある
コインチェックCoincheck
  • ・アプリのダウンロード数No.1(※)
  • ・アプリが初心者に使いやすい
GMOコインGMOコイン
  • ・オリコン顧客満足度2年連続No.1
  • ・取引所の手数料以外が無料
DMMビットコインDMM Bitcoin
  • ・38種類の仮想通貨を取り扱う
  • ・各種手数料が無料

※対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月〜2023年12月 データ協力:App Tweak

国内の仮想通貨取引所の多くは、親会社が東証プライム上場しており、高い信頼性やセキュリティを持ちます。取引所に悩んだらSBI VCトレードがおすすめです。各種手数料が無料なので、取引をたくさんしようと考えている人に向いています。

海外の仮想通貨取引所

取引所 特徴
バイナンスBINANCE
  • ・世界最大級のCEX
  • ・300種類以上の仮想通貨を取り扱う
バイビットBYBIT
  • ・日本語に完全対応
  • ・100種類以上の通貨ペア
FXGTfxgt
  • ・日本語に完全対応
  • ・最大で1,000倍のレバレッジ取引が可能

海外の仮想通貨取引所の特徴は、仮想通貨の取り扱い数の多さです。国内取引所がだいたい10数種類の取扱数に対して、海外取引所は100種類以上の仮想通貨を取り扱っています。最大レバレッジの倍率も高く、レバレッジ取引を積極的に行いたい方にもおすすめです。

CEXのよくある質問

centralized exchangeの意味は?

centralized exchangeは、中央集権型取引所と訳されます。取引を行う中心に、企業や法人といった中央集権型な機関が介するシステムのことを指します。

CEXの読み方は?

シーイーエックスと読みます。centralized exchange(セントラライズド・エクスチェンジ)の略語です。

DEXの読み方は?

デックスと読まれることが多いです。decentralized exchange(ディセントラライズド・エクスチェンジ)の略語です。

分散型取引所の仕組みは?

分散型取引所は、スマートコントラクトのもと、ユーザー同士のウォレットで直接取引が行われます。事前に決められたルール通り取引が行われるため、取引に企業などといった中央集権型の機関が介することがないのが特徴です。

まとめ:CEXは企業が仲介する仮想通貨取引所

CEXは、企業が仲介する仮想通貨の取引所です。中央集権型といい、取引を管理してくれる企業を仲介に挟むことで、初心者でも安心かつ簡単に仮想通貨の取引が行なえます。

一方で、管理者を必要としないDEXという取引所もあります。扱う仮想通貨の種類が多いのが特徴ですが、ある程度の知見がないと使いにくいので、仮想通貨の取引を考えている方は、まずはCEXから始めましょう。

本サイトは情報の提供を目的としており、投資その他の行動を勧誘する目的で、作成したものではありません。
金融商品・金融機関の選択や売買、売買価格等の投資の最終決定は、お客様ご自身でご判断いただきますようお願いいたします。本コンテンツは、細心の注意を払って情報を掲載していますが、その情報源の確実性を保証したものではありません。
当サイトで掲載する情報に基づいて被ったいかなる損害についても、運営者および情報提供者は一切の責任を負いません。ご質問、ご照会等には一切お答え致しかねますので予めご了承お願い致します。また、本コンテンツの記載内容は、予告なしに変更することがあります。
▼広告主および当サイトの掲載情報について
  • 本サイトは、複数社と提携して情報を提供しており、当サイト経由で一定の成果地点に到達した場合に提携企業から支払われる報酬が主なサイト収益です。ただし当サイトの評価や比較に関して、提携有無や支払い実績が影響を及ぼすことはありません。
    収益は、コンテンツ品質向上やUIUXの改善などの施策に還元しております。

編集部おすすめ国内取引所5選
SBI VCトレードSBI VCトレード
公式サイト
  • 【スプレッドが業界最狭水準】
    ・口座開設や入金など各種手数料0円
    ・SBIグループで安心のセキュリティ
    ・SBI Web3ウォレットでNFT取引
ビットバンクbitbank
公式サイト
  • 【暗号資産の国内取引量No.1】
    ・セキュリティの高さに定評がある
    ・アプリのデザインがよく使いやすい
    ・口座開設後に1万円以上入金で
     現金1,000円獲得
コインチェックCoincheck
公式サイト
  • 【アプリのダウンロード数No.1】(※)
    ・アプリが初心者に使いやすい
    ・500円からビットコインを購入可能

    ・紹介CPで1,000円獲得
GMOコインGMOコイン
公式サイト
  • 【オリコン顧客満足度2年連続No.1】
    ・取引所手数料を除く全手数料が無料
    ・GMOグループなので信頼性が高い
    ・暗号資産の購入で1,000円が当たる
ビットフライヤーbitFlyer
公式サイト
  • 【ビットコイン取引量トップクラス】
    ・7年以上ハッキング被害なし
    ・1円から売買が可能
    ・ビットコイン獲得サービスを提供

※対象:国内の暗号資産取引アプリ 期間:2019年1月〜2023年12月 データ協力:App Tweak

©NFTゲームプレス All rights reserved.
※当サイトに掲載しているゲーム画像の著作権、商標権ならびにその他の知的財産権は、当該コンテンツの提供元に帰属します
※当サイトに掲載されているデータ、画像等の無断使用・転載・変更・改ざん・商業的利用は固くお断りします

攻略メニュー